遠隔同士で、個別ケアをサポート
等身大スクリーンにより離れた場所をつなげる、空間拡張テック「tonari(トナリ)」。地域に介護や医療従事者の人材が不足している今、壁越しに遠くの場所とも即時につながれるtonariを導入することで、「あたかも一緒にいるかのような深いコミュニケーション体験」を遠隔同士でも感じられるようになります。
tonariは、”距離を超え、大切な人との繋がりを身近に感じられる社会を実現すること”をミッションに技術とプロダクトを開発しています。
介護は、私たちにとってとても身近です。自分が介護者になる場合もあれば、自分が身の回りのお世話を受ける立場になることもあります。その一方で、「誰かを介護する」ということは、とても専門的で難しいという印象も強く、大切な課題だと解りながらもなかなか踏み込めないでいました。
今回私たちは株式会社aba主催のイベント「介護の願いを叶える日」(2023年11月11日開催)に参加するにあたって、同社代表・宇井さんや携わっている方々の活動と情熱に触れ、心が動かされました。tonariは創業時から、距離を超え、大切な人との繋がりをより身近に感じられる社会を実現することをソーシャルベンチャー tonari のミッションとして来ました。そのため、障害の有無や年齢にかかわらず、簡単に使える「ユニバーサルデザイン」であることや「同じ部屋にいる様な距離感、親密度で一緒に過ごせる」工夫をしてきました。今は改めて、介護をする方、される方、関わる一人ひとりが自分らしく活動、生活できるきっかけを作っていきたいと考えております。
例えば、高齢化が進みケアサポーターが不足する地域の施設と、専門的な知識を持つ指導者が在籍する施設をtonariでつなげば、日常的に相談や技術支援を受けたり提供したりすることができます。
「介護の願いを叶える日」のイベントは、介護をする方、される方、そのご家族など、介護に関わるすべての人から願いを集め、テクノロジーなどの力を通して叶えていく活動です。介護の日として制定されている11月11日に、#ねかいごと を合言葉にして願いを集め、介護への理解と共感を深めるとても大切な取り組みです。
イベントには、tonariを含む6社のテクノロジーが集結し、開発ストーリーの紹介や実際に体験できるスペースが用意されました。介護現場の課題や様々な支援技術・製品を知り、離れた場所でも介護のサポートができる可能性について考えることができました。
高齢者や介護が必要な方の身の回りのお世話は、専門職の人はもちろん、家族や地域の方も行い、自宅や病院、ときには遠隔地からのサポートも必要です。一方、実際の介護現場では、一人ひとりの状況に合わせた「個別ケア」が必要ですが、多くの場合、マニュアルや講師は存在せず、経験を通じて学んでいくことが一般的です。
tonariがあれば、遠隔からも介護のノウハウやTipsを提供することができます。例えば、高齢化が進みケアサポーターが不足する地域の施設と、専門的な知識を持つ指導者が在籍する施設をtonariでつなげば、日常的に相談や技術支援を受けたり提供したりすることができます。
高齢者人口が増加し、地域に介護や医療従事者の人材が不足している今、壁越しに遠くの場所とも即時につながれるtonariを導入することで、「あたかも一緒にいるかのような深いコミュニケーション体験」を遠隔同士でも感じられるようになります。
介護は感情労働とも言われ、体力とともに精神的な負担も多いとされます。介護者やサポーターなど現場のスタッフに寄り添うコミュニケーションが実はとても大切とされています。それは単に物理的な距離だけでなく、家族や友人に久しぶりに会って話したときに「ホッとする」ことと似ています。困っているサポーターが、tonari越しで仲間や専門家から指導を受けたりすることができたら、技術やノウハウだけでなく、感情的な課題にも対処できるのではないかと考えました。
高齢者人口が増加し、地域に介護や医療従事者の人材が不足している今、壁越しに遠くの場所とも即時につながれるtonariを導入することで、「あたかも一緒にいるかのような深いコミュニケーション体験」を遠隔同士でも感じられるようになります。
tonariは、場所を問わず、介護や医療に関するイベントや勉強会の「場」をつくることができます。介護をする方は個別の課題に直面し、共感をしてもらったり、具体的なサポートを得ることを常に必要としています。
介護者とは、要介護者が少しでも快適な生活を送ることができるように、身体的・感情的・精神的なサポートを行うすべての人、すなわち「caregiver(ケアギバー)」であるなら、「tonari」はケアギバーとして貢献できると確信しています。
tonariと一緒に介護の未来を探求してみませんか
少子高齢化の日本において、テクノロジーは介護の困りごとを解消し、更に願いを叶えることができると信じています。今回、abaとのコラボレーションを通して、介護・福祉・医療現場でのtonariの新たな可能性を大いに実感しました。
「tonariを実際に体験してみたい」「tonariがある介護現場について探求してみたい」等、少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひtonariのウェブサイトをご覧ください!また、ご質問やアイデア、応援のお言葉などございましたら、hey@tonari.no までご連絡ください 👋皆さんと一緒にtonariを活用した介護の未来についてお話しできることを楽しみにしています。
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